実際には動画だけではなく、あらゆるコンテンツを入れられる。また実際には検閲不可能なのはLBRYプロトコルだけの方だけだが、一般にとってはOdyseeでの閲覧が簡単なので、とりあえず含めている。
一般的な動画サイトは、すべての動画が「単一のサーバ」に格納されており、そのサーバを支配できる権限をもった者(会社)が、いくらでも検閲できてしまう。
YouTubeに限らず、Vimeo、ニコニコ動画、Rumble、Daily Motionなども同じだ。今は良くても、その会社が買収されてしまえば同じことだ。
これに対し、LBRYは、一人の者がサーバを支配できるのではなく、世界中の「有志」が共同して動画を保持し、それを送り出す仕組みが取られている。このため、絶対に検閲することができない。
たとえ、これを開始したLBRYという会社が買収されてしまっても無理なのである。一人の者(会社)が動画を提供する「サービス」ではなく、不特定多数が協力して動画を提供するための「仕組み」だからだ。
このLBRYプロトコルの上に築かれた簡易的な動画提供サイトがOdyseeであり、通常はOdyseeを使えば良い。ただし、Odyseeでは、当然だが、18禁等は排除するなどの検閲が行われているようで、この行為が今後むやみに拡大することは十分考えられる。
その場合でも、LBRYネットワークには何の影響も及ばないため、誰かが新たに、Odyseeに代わるものを作ってしまえば何の問題も無い。Odyseeは単なるフロントエンドなので、作成はそれほど難しく無いと言われるし、実際にそのような試みも出てきているようだ。
E君が動画でこのあたりの事情と、Odyseeの使い方を解説してくれているので見てほしい。